オンラインカジノで利用可能なシステムベットには実に様々な種類があります。
その中でも一番シンプルで全てのシステムベットの基本ともなっているのがマーチンゲール法です。
一方で手続きは多少複雑ですが非常によく考えられた完成度の高いシステムベットとして愛用している人が多いのがモンテカルロ法になります。
果たしてマーチンゲール法とモンテカルロ法のどちらがよりオンラインカジノに適しているのか、ここではその考察を進めていきます。

マーチンゲール法はシンプルであるがゆえに隙も大きい

マーチンゲール法はシンプルであるがゆえに隙も大きい
マーチンゲール法は負けるたびに賭け金を倍額に増やしていくという攻略法です。
決まったルールに基づいてギャンブルを行うシステムベットの中でもマーチンゲール法はとりわけ理解しやすく、誰にでもすぐに実践できる点が魅力となっています。

しかしマーチンゲール法はシンプルであるがゆえにシステム的にはかなり大雑把であるともいえます。
特に賭け金を倍々に増やしていくことによって、あっという間に賭け金が膨大な額に達してしまうリスクは初心者にはあまりにも重過ぎるでしょう。
また、そもそもオンラインカジノでは1ゲームに投入できる賭け金上限が決められているためマーチンゲール法を完全に行うことはできないようになっています。

モンテカルロ法はシステムを把握してしまえば手堅く勝てる

モンテカルロ法はシステムを把握してしまえば手堅く勝てる
モンテカルロ法はマーチンゲール法と比較するとかなり手間のかかるシステムベットになります。

まずメモを用意して「1・2・3」といった連続した数列を書き込みます。
この列にある数字をゲームの勝敗によって増減させながら賭け金を決めていくのがモンテカルロ法の基本となります。

モンテカルロ法ではまず「数列の両端の数字の合計」を賭け金とします。
「1・2・3」なら1と3を合計した4が賭け金です。

そしてゲームに負けた場合はその賭け金の数字を右端に追加して、再び両端の数字を合計した額を賭けます。
そうして負けるたびに数字を追加し、勝利できたら今度は両端の数字を削除します。

削除するのは配当2倍の場合は両端の1つずつ、配当3倍のゲームに勝ったのであれば両端の並び2つの数字を同時に削除します。
つまり「1・2・3・4・5」の数列で配当2倍の勝利をしたら「2・3・4」が残り、配当3倍の勝利をしたら両端から2つずつの数字を削り「3」だけが残るということになります。

そうして数列の数字を増減させていき、最終的に数字をゼロか残り1個まで減らせたらモンテカルロ法の成功となります。
言葉で説明すると難しく感じますが、実際には単純なメモを取っているだけなので一度理解してしまえばマーチンゲール法と同じく誰にでも可能な攻略法となっています。

マーチンゲール法は根気次第でプラス収支に持ち込める

マーチンゲール法は根気次第でプラス収支に持ち込める
マーチンゲール法のメリットは単純であることと利益の確定が早いことです。
マーチンゲール法は一度勝利すれば必ずそれまでの負けを取り戻し、最初に賭けた金額がそのまま利益として確定します。
連敗してしまうと一気にリスクが増大する反面で、短いローテーションで小さな勝利を重ねることができれば着実に利益を上げていけるのがマーチンゲール法の利点といえるでしょう。

マーチンゲール法は勝率が50%程度で配当が2倍になるルーレットの赤黒賭けのようなギャンブルでしか使えませんが、だからこそ深刻な連敗を避けて細かく勝ち続けるのには向いています。
たとえばそのルーレットのマックスベット(賭け金上限)も考慮して、5連敗や6連敗をしてしまったら一度マーチンゲール法をリセットして損切りを行うと決めておけばリスクは最小限になります。
損切りを挟むとせっかく積み上げた利益が飛んでしまうという問題はありますが、時間さえかけることができれば総合的にプラス収支に持ち込みやすいのがマーチンゲール法となっています。

モンテカルロ法は連敗を前提とした攻略法だけにリスク管理が最重要

モンテカルロ法はマーチンゲール法とは違い、配当3倍のゲームでも利用可能な点が特徴となっています。
オンラインカジノにおいて配当3倍のゲームはルーレットのカラムベットかダズンベットになり、勝率は大体32%です。

モンテカルロ法は初回で負けるとその数列をクリアするまで利益が確定しないという性質を持っているため、連敗しやすくなる配当3倍のゲームで使う際にはリスク管理が更に重要になります。
単純に考えると、配当3倍のゲームでは勝つと数字を4つ消せるので4回の勝負のうち1回勝てれば数字は減っていきます。

勝率32%のゲームに25%勝てばいいわけですから理屈の上では必ず勝てるように見えますが、現実のギャンブルは当然そこまで甘くはありません。
モンテカルロ法においても、何回目の連敗で潔く損切りをするかという取り決めは絶対にしておいた方がいいでしょう。

システムベットの勉強をしてオンラインカジノに挑むのがおすすめ

マーチンゲール法はシステムベットの基本的な仕組みを知るには最適ですが、実際にオンラインカジノで使うにはリスクが大きいといえます。
そのため最初は早めに損切りをするリスクを抑えた運用を行い、オンラインカジノでのシステムベットを勉強する目的でマーチンゲール法を使うのがおすすめです。
そして慣れてきたらモンテカルロ法を試し、賭け金の比率などを工夫しながらオンラインカジノの攻略に挑んでいきましょう。